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特別栽培あら川の桃
- seoyoshiharu
- 2015年6月25日
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2015年6月25日
和歌山県紀の川市は行政区としては、西日本一の桃の産地です。
その中でも、「あら川の桃」は、地質と気候に恵まれた桃山町で生産される桃だけに与えられる
特別な名称(登録商標)で、昔から高品質な桃の代名詞として親しまれ、夏の贈り物として人気です。
この日は、有機保全の会と普及所の方による園地見学会が行われました。
特別栽培による桃作りを実践されている2名の農家さんの園地を見学させていただきました。
最後に、桃の切り口が酸化しないキトサン使用と慣行栽培の桃の比較を見ていただき、私たちからも少し説明をさせていただきました。

上の写真は、園地見学の最後に和歌山県那賀振興局農業振興課の方が、酸化の比較のために1時間ほど前に切っておかれた桃です。左のキトサン栽培の桃は、1時間経っても茶色く変色する褐変という反応がほとんどありませんが、慣行栽培の桃は、褐変が進んでいます。※実の色が赤いのは褐変とは関係ありません。
褐変は、ポリフェノール酸化酵素による反応で、モモ、リンゴ、ヤマノイモなどの切り口色が処理後の時間と共に黒褐色に変化する現象です。つまり、褐変しないということは、酸化酵素を抑制していると考えられます。ポリフェノールとよばれる化合物群でフェノールカルボン酸類、フェノールアミン類、アントシアニン類、フラボン類、タンニン類などがあり、野菜や果実の切り口は、ポリフェノールが空気中でポリフェノールオキシダーゼ(PPO)という酸化酵素の作用により、素早く褐変化します。